【すまingの用語解説】「アンティーク」「ヴィンテージ」「レトロ」の違い | すまing

【すまingの用語解説】「アンティーク」「ヴィンテージ」「レトロ」の違い

こんにちは!埼玉県本庄市にある女性スタッフだけのリノベーションスタジオ「すまing」です(^O^)

住宅業界・リノベーション業界には、専門用語や特有の表現がたくさんあります。私たちも何気なく使いがちな用語を、改めてわかりやすく解説していくコーナーです!
今回は、リノベーション業界でよく使われる比喩表現「アンティーク」「ヴィンテージ」「レトロ」の違いについてです。

アンティークとは?

アンティーク 」は元々ラテン語。本来はギリシャやローマ時代の遺物に対して使われていた用語です。現代では骨董品や古美術などを意味する言葉に変化していますが、一般的には100年以上の歴史があるものに対して使われます。ただし、家具や衣類、アクセサリーなど、100年経っていなくても骨董価値があるものはアンティークと呼ばれていることも多く、正確な定義はありません。

ヴィンテージとは?

ヴィンテージ」は本来ワインの用語。原料であるぶどうが収穫され、醸造を経て瓶詰めされる一連の工程を指していました。それが変化し、ぶどうの収穫年が記載されているワインのことを「ヴィンテージワイン」と呼ぶようになり、由緒正しいものとして一定の価値を認められるようになったのです。そこから転じて、由緒ある年代につくられたもの、古くて価値のある品という意味合いで「ヴィンテージ」という言葉が多く使われるようになりました。一般的には20年が過ぎた商品はヴィンテージと呼ばれる可能性があり、アンティークの域には及びません。また、アンティークが古美術や骨董品といった芸術性が高いものに使われることが多いのに対し、ヴィンテージはギターやジーンズなどの実用性が高いものに使われることが多いようです。

レトロとは?

レトロ」は、「回顧」を意味する英語「retrospective」の略。「復古調」「懐古的」といった、昔を懐かしむ意味合いが含まれています。現代を生きる人が「懐かしい」と感じる程度に古いものを指すため、100年以上前の美術品や衣装などを「レトロ」とは呼びません。日本では「昭和」をイメージする人が多いようです。制作年代などを表す言葉ではなく、趣味や世界観を示す言葉です。

わたしたちも混同して使いがちな「アンティーク」「ヴィンテージ」「レトロ」という表現。
正確な定義はないものの、成り立ちや古さ、使う場面などが微妙に違うことをおわかりいただけましたでしょうか⋯?
次回もすまingの用語解説をお楽しみに!

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