相続を終わらせるという事【相続相談事例】 | すまing

相続を終わらせるという事【相続相談事例】

先日は、亡くなった祖母の土地を売りたいとのご相談がありました。

よくよく伺ってみると、数年前に祖母が亡くなったまま、何の相続手続きをしていないとの事。

「それでは売れませんよ」とお応えするとびっくりされていました。

さて、それから家族で相続の勉強会です。

相続が起きたら、何をしたらいいのか学校では教えてくれません。

ご家族の死を嘆き悲しんでいるだけでは、相続は終わりません。

亡くなった方の持っている資産(不動産や預貯金など)を調べて、だれが相続をするかご家族で話し合わなければなりません。

そして、遺産分割協議書を作成して、不動産であれば、登記の変更をしなければなりません。

そこまで進めてから、初めて売却ができるのです。

相続の手続きは、時間が経てばたつほどやっかいになり、お金も時間もかかってきます。

今回も亡くなった方のお子さんも亡くなっていましたので、その子供に代襲相続されていました。

今回もご家族は、皆さんの話し合いでスムースに相続人が決まりましたので、遺産分割協議書が作成できましたが、法定相続人の一人でも行方不明になっていたり、海外に居住されているなど、容易に連絡がとれないとしたら、この不動産、塩漬けになってしまう可能性大です。

10年めにして、やっと迎えた相続の終わりがみえてきましたね。

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