売り物件はどこからやってくる? | すまing

売り物件はどこからやってくる?

仲介元(売主さま側)の不動産会社さんが

現地キー対応(現地にキーボックスを設置)していない物件が

時々あって、

以前、私は車で片道1時間以上かけて鍵を取りに行ったり(何度も)

新幹線で鍵を借りに行ったりすることもあります。

と、お話ししましたが、

今回は、なぜ物件から遠方にある不動産会社さんが

現地キー対応していないか、その理由について

少しお話ししたいと思います。

不動産売買仲介の仕事は2種類あって、

ひとつは、不動産を「売りたい」お客様の仲介に入る仕事と

もうひとつは、不動産を「買いたい」お客様の仲介に入る仕事です。

「売りたい」お客様から仲介の依頼を受けた際は、

ホームページや、SUUMOやアットホームなどのポータルサイトに物件情報掲載したり、

現地に看板を設置したり、あまり最近は見かけませんがチラシを配ったりするほか

レインズという、不動産業者のみが閲覧できるインターネットのサイトにも掲載して

そのエリアで「買いたい」お客様から依頼を受けている不動産会社さんから資料請求があった際は

お送りして、幅広く広告活動を行う事に努めます。

そして、売主さまの物件が無事に売れた際には、

売主さまから仲介手数料を頂きます。

「買いたい」お客様から、物件探しの依頼を受けた不動産会社は、

レインズやポータルサイト、他の不動産会社さんのホームページで物件を探し、

買主さまが安心して買えるように

資金計画をつくったり、住宅ローンの手続きを行ったりします。

そして、買主さまが無事に物件を購入できた際には買主さまより

仲介手数料を頂きます。

売主さま、買主さまどちらか一方の業務のみ行う取引の事を

不動産業者用語で「片手取引」と言います。

また、売主さま、買主さま両方の業務を兼ねる場合は

両方のお客様から仲介手数料を頂けるので

「両手取引」と呼ばれています。

すまingは、今まで売主さま側のみもあり、

買主さま側のみもあり、

両方のお客様の仲介に入った取引もありました。

ですが、業者さんによっては「両手取引ありき」で動かれている業者さんもいるようで

例えば、買いたいお客様に合いそうな物件をみつけた時に

問合せをすると「買付入ってます」「契約予定です」と言って資料を頂けなかったり。

でもその後ずーっと引き続き、いつまでもネットに載り続けていたりします。

あれ、本当は契約予定ではないのでは?と思う事が時々あります。

それで、最初に書きました「なぜ、現地キー対応していないか?」

なのですが、

別の業者さんに案内をさせたくないからです。

買主さまを自社で見つけて

売主さまからも、買主さまからも、仲介手数料を頂きたいから、

というのが理由なのでした。

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