相続対策していますか?何からどう動いたらいいのかわからない、大切な身内が亡くなった時にどんな問題が起こるのかわからないなど、初めての相続対策を考える方にわかりやすく解説しています。
相続は一生で何回も経験するものでもなく、昔親の相続をやったことがある方でも数十年たつと法律や情勢もかなり変化していますね。
私が色々なご相談を受ける中でこれだけは知っておいてほしいという事をまとめています。
今日は【不動産資産は注意!】です。
財産のほとんどを不動産でおもちの方が亡くなり、相続が発生すると残された人でのそのかけ方で注意が必要です。
亡くなった方が遺言書が無い場合は、法定相続人で話し合いをして亡くった方の財産を分けます。
現金や所有権を登記しないものは、書面でなくてもよいのですが、不動産の様に所有者の登記が必要だったり、銀行の口座の様に第3者に主張するものは、法定相続人を証明する戸籍と全員の印鑑証明が必要になります。
その際にご自宅やアパートなどの不動産を、共有名義で分割するなどは慎重に進めた方がいいですね。
不動産を共有名義にすると、そこを売る、貸すなどの行為には所有者全ての同意が必要になり、その中のひとりでも認知症になると動かせなくなってしまうのです。
アパートの修繕も同じです。
よって、不動産の共有名義は専門家と相談をしながら進めてください。