親の介護で面倒をみる代わりに、実家を継いでくれって親は言っていたのに・・・
遺言書を書いてない為に兄弟で争わなければならなくなったとご相談がありました。
法的に効力を持つ形で自分の意思を残しておかないと、残された家族が嘆く事になるのです。
相続で一番もめるのは、「遺産分割協議」です。
スムーズな相続のために欠かせないので。遺言書を残す事です。
遺言書が無いと、被相続人(亡くなった人)には意思はないとみなされて、法定相続人の話し合いに任せられるのです。
遺言書がない場合は、相続人が集まって「遺産分割協議」を行いますが、相続財産の評価、寄与分(生前に住宅の補助をだしているなど)をめぐってもめるケースが多いです。
さらに遺産分割協議でやっかいなのが・・・相続人を一人でも欠いたり、反対者がいると成立しない事です。
そうなると相続は長期泥沼化し、最終的には裁判に。そうなると家族関係の修復はもう不可能に近いですね。
遺言書がこれだけ大切だと言われているのに関わらず、現在、遺言書を書く人は1割以下と言われています。
一番は、親の思いで、自分の家族に限って相続トラブルなど起きないと思いたいし・・・
自分の死を前提にしたことを書きたくないのでしょうね。
きみまろも言っていましたが・・・人は死亡率100%です。
家族から親にむかって遺言書を書いてほしいとお願いするのはとても大変な事ですね。
家族を守るべき仕事だと思って、自ら遺言書を書くという勇気を持ちましょう。
遺言書の書き方はネットで見たりと本も沢山でています。
法定遺言事項には、誰に何を相続させるかと書きます。
そして、もめない為に、是非お勧めしたいのが、その理由を明記することです。
例えば、家族への感謝のメッセージなどです。これがあるのとないのでは、残された家族が被相続人の想いを組んで皆で協力していこうという気持ちになるかならないかで大きく変わるのです。