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STEP2 相続ってそもそも何?【相続コラム2】

代表かぁこblog 相続豆知識

相続ってそもそも何ですか?と聞かれたらどう答えますか?

人が亡くなるとなその人の財産は誰かに引き継ぐ事になります。
その財産は、プラスのものばかりではありません。
マイナスのものもあり、プラスと相殺されることもあります。

誰にでも生まれたからには必ず死があり、その時は誕生と違い、予定日がありません。

だから生前の対策が必要なのです。

 

 

では、相続対策を考えたら、まずすることは?

私も何組も相続対策を請け負った方が亡くなり、ご葬儀に伺ったことがあります。
ご家族からのXデイの連絡が来た時に、落ち着いて静かに「父はおかげさまで安心して旅立つことができました。生前は大変お世話になりました。」
とご家族皆さんで対策をやりきった方々は、大変安心してご葬儀を迎えられ、送り出していらっしゃいます。

こういったところに立ち会わせていただくと、相続対策って本当に大切な事だなと改めて感じる事ができます。
残された家族の幸せが続くのも、その後不幸な骨肉の争いになるのも・・・

相続の話なんて、縁起が悪い!
縁起でもない話はしたくない。
死ぬのを待っているようで、話し合えない。

よくそんな話を聞きますが、亡くなった人はその後の事はわかりません。
残された子供や家族が酷い争いになる事を誰が願っているでしょうか。

誰もが100%迎える相続。
残られた家族に最後の愛を残してください。

では、具体的に・・・その対策は、相続税を払う場合と、そうでない場合によって大きく違ってきます。
まずは、相続が発生したときに相続税が発生するのか、しないのか。
するとしたらどのくらい納税資金がいるのか。
その納税資金はどうやって準備したらいいのか。
少しでも生前に相続税をおさえる方法はあるのか。
などが問題になります。

親の財産がほとんどが不動産の場合は要注意です。
現金と違って、相続税評価額が把握しにくいので、いったいどのくらい相続税が発生するのかがわかっていない場合が多いです。

そして、不動産の内容も問題です。
自宅をもらってもそこに住まないことがはっきりとしている。
共同住宅をもっているとしたら・・・
それはだれが相続するのか。
相続人が数人で共有名義にしている場合がありますが、不動産の共同名義はトラブルの元です。
済まない実家を相続してもその管理をどうするのか。。。

共同名義は絶対にお勧めしません。
やっかいこの上ない。

売却もできない。
売却のお手伝いをしたことがありますが、だれか一人でもその金額で売るのはちょっと。。。
となると売れないのです。
全員の同意が無いとリフォームもできない。
入った家賃はどうやってわけるのか。。。
などなど。

亡くなった人、被相続人の財産を引き継ぐ人は、法律で決められています。
昔は家督相続といって、原則として長男が財産を全部引き継ぐという制度がありました。
しかし、それは不公平だということになり、民法が改正され、財産を引き継ぐ権利が認められる人が決められました。

特別な事情がなければ、この人たちが財産を引き継ぐことになります。
これを法定相続人といいます。
この「特別な事情」には、相続人の間で法律と異なる合意をした場合や、遺言で指定されていた場合、相続人の方が亡くなってもういない場合などがあります。

では、次回は相続税がかかるのかかからないのか、STEP3で進めていきましょう。

田中