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不動産を共有名義にするのは大リスクです。

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不動産を共有名義にしていませんか?
トラブルの元になる事が多いので絶対にお勧めいたしません。

先日のご相談者の方は、不動産のほんの一部を共有名義にしていました。
ご自分が生まれ住んでいた実家の建物と敷地を相続になり兄弟で共有名義にしたのです。

やがて時が経ち、空き家だった建物を解体し、更地を売りに出したいとのご相談です。

共有名義にすると、名義人全員の売却の御意思がそろわないと売却ができません。
仮に・・・その中の一人が売値に納得いかない場合は、売却がすすみません。
共有者の持ち分が数%しか無い場合でも・・・です。

懇願されましたが・・・ご名義人の方が一人でも反対されていると私達にもどうする事もできません。
そこを強行突破することはできないのです。

一人は一日も早く売って現金化したい。
所有している事で、固定資産税の支払いリスクと
月日が経つにつれて、下落リスクがついてきます。

人気のあるエリアで整形地など・・・条件が抜群でしたら話は別ですが・・・
人気のないエリアはすでに下落は始まってしまっています。

なにせ、人口減・・・少子がすでに始まっているのですよ。

土地信仰があった今までの価値観では、隣地は嫁を質にいれてでも買え。などとありましたが、
今はただでも貰ったら未来永劫固定資産税と下落リスクの対応をしなければならなくなるのですよ。

ご相談者様は自分の名義分だけでも売却できないだろうか・・・との事ですが・・・
もちろん、持ち分名義だけを売却することは可能です。
ただ、お金を生む不動産でしたら、持ち分名義を買い取る投資家などはいますが・・・

何も生んでいない、固定資産税のマイナスだけの共有名義の土地を買う人は今や・・・

不動産を共有名義にすることは、ほんとうにお勧めできません。
特に相続で取得する不動産はお気をつけください。

田中