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50代以上は「インフレ思考」から「デフレ思考」に切り替える

不動産お役立ち豆情報 代表かぁこblog 相続豆知識

デフレになって20年以上がたちますね。
私の息子は、平成2年生まれなので、産まれてからデフレしか経験していないといつもぼやいています。

しかし、高度成長時代を生きてきた高齢者の方は、いまだにインフレ体験が強烈にしみついていてなかなかデフレ思考になれない様です。

私が生まれた1960年から1990年にかけて日本は高度成長を成し遂げました。
物価も、土地も、給料も上がり続けて、生活は年々豊かになりました。

人口は増え続け、誰もが土地を求めました。
土地さえ持っていれば何もしなくても資産価値が高くなっていったからです。

毎年給料も上がったので、安心して住宅ローンを組むこともできました。

デフレは今後も終わりの見えない闇の様に続きそうですね。
借金の返済額は変わらないのに・・・持っているものの価値が下がってくるのです。

「借金も財産のうち」と聞いた事がありますが・・・
インフレ時代は、物価や家賃や地価があがっていったので相対的に負担感が軽くなりましたねえ。
自然に借金が減っていくような感覚でした。

特に賃貸経営は、ほっておいても「結果オーライ」の時代は20年前に終わりました。
今は、土地があるからアパートでも建てようか・・・ではなく、
その土地を売って、好立地の土地を買い、アパート経営をしないければなりません。

50代以上は、インフレ時代の成功体験を一度疑い、捨てる事も必要になっていますよ。

田中