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土砂崩れの裏山、所有者不明で手が付けられない⁉

不動産お役立ち豆情報 代表かぁこblog 相続豆知識

台風や豪雨が続いてその被害も増えていますね。

貴方の家の裏山が崩れて、土砂が家になだれ込んできたらどうしますか?

実際の起きた事です。

最近の豪雨続き、雷が落ちたような音で目が覚めて飛び起きました。

裏山の土砂が家の中までなだれ込んできたのです。

その急斜面には、応急処理でビニールシートで覆い土嚢が置かれましたが、土砂崩れ対策を進める事ができないのです。

その理由は、急斜面の崩落対策工事を担う県や担当部署でも、その所有者がわからずに、工事に着手できないでいるのです。

登記簿によると、このある急斜面の土地は、数十人による共有地だったのです。

山などは時々ある事です。

またその一部は、相続未登記のまま、相続人がねずみ算式に増えているとみられ全ての相続人を特定できないのです。

キャプチャ.JPG

県は、土地を買収しようにも交渉相手がわからず、勝手に工事をはじめるわけにいかないですし、いつ工事をはじめられるかメドもたたない状況になるのです。

貴方のほっておく不動産登記が、まさかこんな事になるとは当の放任達も想像もしていないでしょう。

この様な所有者がわからずに、防災対策ができない所有者不明の土地の対策に国土交通省も乗り出してはいますが・・・抜本的な登記の解決策をうたないと・・・果たして人命にかかわる事は早急な解決が必要ですね。

田中(相続診断士)