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熊谷リノベーションの進捗だよ♪無垢のフローリングはなぜ暖かい!?

一級建築士事務所オネストワンデザイン 代表かぁこblog

リノベ不動産のすまing では、上熊谷駅徒歩1分のマンションリノベーションが着々と進行中です。
今回は、無垢の床材を全面に貼っていきます。

裸足で気持ちよくあるけるほっこりするお部屋にリノベーションです。

 

床材がだいぶ貼られてきましたよ~。

無垢の床は、湿度の強弱で少しずつ伸縮をするので、大工さんが少しづつ隙間をつくって貼っていきます。

この現場は、廊下も、ウォークインもトイレと洗面以外は全部無垢の床材を貼っていきます。

元の廊下に天井高も上げました。
楽しみです。

さて、この現場は、無垢の床材を使っていますが、なぜ裸足でほっこりなのか・・・ご説明します。

無垢の床材を使うと「あたたかい」といいことは言いかえれば熱を通しにくく木材の中に熱を貯めておくことができるということです。

専門的な言葉でいうと「熱伝導性が低い」「蓄熱性が高い」と呼ばれています。

熱伝導率とは熱の伝わりやすさを示す単位ですが、木材は鉄やコンクリートに比べると、熱伝導率はかなり低いです。
熱を通しにくいのです。
このおかげで無垢材は肌ざわりがあたたかいのです。

フライパンの取っ手が木でできているのを考えると納得ですね。


ではなぜ木材が鉄やコンクリートに比べて熱伝導率が低いのでしょうか???

実は木材の中はパイプ状の細胞の集まりがあって、その間を通って地下の水分を木の上に届けたりしているのですが、伐採して水分が抜けると中は空気になるのです。
この空気が実は身近な物質の中で熱を伝えにくい物質であるのです。

なので空気がいっぱい入っている木材は熱が伝わりにくいんですね。


ちなみに
コンクリートの熱伝導率は1.6w/m・h・℃
モルタルの熱伝導率は1.5w/m・h・℃

ナラ・サクラ材の熱伝導率は0.19w/m・h・℃
ヒノキの熱伝導率は0.12w/m・h・℃


と木材のヒノキやサクラはコンクリートやモルタルの約1/10の熱伝導率なんですね。


※熱伝導率=W/m・h・℃ で表示します。これは温度差が1℃の時、
1mの厚さの物質を1時間に流れる熱量を表します。

完成したら是非、試しにきてくださいね。

田中