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家の間取りを考える時、どうしてる?

一級建築士事務所オネストワンデザイン 代表かぁこblog

一戸建て注文住宅を建てるときの醍醐味、それはなんといっても間取りを考えることでしょう。
すまing は、建築士のいる不動産屋ですので、土地から購入される方はよく間取の相談にもみえます。

永く快適に暮らし続けることができる一戸建て住宅かどうかは、この間取りの良し悪しに左右されるのですよ。
今は使いやすい間取りでも、将来にわたりいつまでも使いやすい間取りであるとは限らないからです。

そんな家族の将来をも左右する間取り作成時のポイントは主に5つあります。

1.建物の配置
間取りだけを考えるのではなく、敷地に対してどのような位置に建物が配置されるのかも考えておく必要があります。
敷地は世界に一つだけです。
同じ間取をもってきてポンと置いても向いている敷地とそうでないものがあります。

道路から家の中が丸見えにならないかとか、
隣の家の窓とこちらの窓が干渉することはないかとか、
メンテナンスの際、最低限必要な隣地との離れは確保できるかどうかとか、
駐車場は無理なくとれるかなど、
周囲の建物との関係や敷地形状を考慮したうえで間取りを作成したいところですね。

2.各部屋のゾーニング(部屋のとり方)
水廻りは隣接し作業がしやすいかとか、
日照を確保したい部屋にしっかり日が差し込むかなど、
各部屋のつながりや使い勝手を考慮したゾーニングになっているか確認しましょう。

また、ある特定の部屋だけが分離したりすることはないかなど、各部屋の配置バランスをしっかり把握しておきましょう。

3.動線
生活動線だけでなく、来客時の動線やさまざまな動線ができるだけ干渉しないように間取りを作成しましょう。

また、その動線はできるだけ短く、日頃の家事を軽減できるよう単純な動線であることが望ましいでしょう。

4.立体的なイメージを持つ

平面的だけでなく、立体的なイメージをつかんでおきましょう。

例えば、平面図だけでは天井高や窓の大きさは分かりません。
具体的な高さや大きさを確認して、より現実的なイメージを持っておくことが大切です。

また、家具で窓やコンセントが隠れることがないかなど、手持ち家具は実際にプランに描いてみることも重要ですよ。

 

5.将来の家族構成や生活スタイル

今は理想的な間取りでも、時間経過や家族の年齢変化とともに使いづらい間取りに変化してしまうことがあります。

そんな時にも柔軟な対応ができるよう、間取り変更や設備の交換が容易に行える間取りがが望ましいでしょう。

このように、間取りを作成するときは、現在の夢や希望だけで間取りを考えるのではなく、敷地の周囲の状況や将来のことまで考えたうえで、間取りを作成することが大切です。

参考にしてください。

田中

本庄市にいつまでも貢献したい地域密着の小さな不動産屋『 すまing 』でした。